相模原の事件について 5月7日

 埼玉県の仲間をつなぐ会、「たまゆらの会」を作ることを提案した葵さんが、春日部の会に参加して、書いた言葉です。たまゆらの会の集まりを11月にやろうと言ってきた葵さんの、決意を込めた言葉でした。  

 私たちはきんこんの会を通じて私たちにも言葉があることを繰り返し訴えてきましたが、世の中はあいかわらずしっかりと私たちの声に耳をすませないうちに、あの悲しい事件が起こってしまいました。
きんこんの会には、やまゆり園の人が来たことがあります。きんこんの会に来たやまゆりの人はご無事だったと聞きました。
もしかしたら犯人は筆談のことを知っていたのかもしれません。ということは、もし筆談のことが日本中に知られていたのなら、あの事件は起きなかったということになるでしょう。だから私たちは、私たちの声が届かなかったことを、今、やまゆりの人たちに謝りたい思いでいっぱいです。私たちの声が大きな声になっていたら、あの事件は起こらなかったはずですから。
もっともっと大きな声をあげて、もう二度とあのような事件や、私たちへの誤解や偏見がなくなることを、心から願います。

 

相模原の事件について

 5月10日発行の雑誌『教育』(かもがわ出版) の相模原事件に関する特集号に、原稿を寄せさせていただいた。このブログで紹介してきた当事者の考えをもとにして、書いたものである。タイトルは、「命の価値 相模原事件の被害者の真実」とした。簡単に章立てを紹介させていただく。

被告がつきつけたもの
意思疎通のできない人の言葉
命の価値を決めるもの
被害者の本当の姿
優生思想
被告を赦すこと
被害者の追悼と鎮魂の祈り

 この事件をめぐる議論の場に一石を投じることができれば幸いである。

kyoiku

相模原の事件について 5月14日

 足立仲間の会を主催する田所弘二さんが、やまゆり園の事件の犯人をゆるすことをめぐって、改めてまとめた。

 ぼくはきちんと世の中の人に伝えておきたいのは、犯人も一人の人間だということです。一人の人間として誤った行為をしたのであって、化け物が起こした犯罪ではなく、一人のれっきとした人間が起こしたものなので、そこをしっかり見つめると、やはりゆるしの問題が出てくると思います。ゆるすかどうかは被害にあった人にしかわかりませんが、被害にあった人たちと同じ立場の者として、やはりゆるすべき犯罪だと思います。なぜなら、憎しみよりも間違った思想に基づく、本人からすれば善なる行為なので、考えを改めるならもう二度とそういうことはしないし、犯人自身が思想を改めることが次の犯罪を生まないはずですから。それから、僕たちの障害者としての誇りからすれば、人からたくさん差別を受けてきて、それをずっとゆるすことでみずからの存在を高めてきたのだから、やはりゆるす精神を今こそ発揮すべきときだと思います。

第3回介助つきコミュニケーション研究会のお知らせ

第3回介助つきコミュニケーション研究会を、6月17日に國學院大學たまプラーザキャンパスで開催いたします。時間は1時から4時半を予定しております。
詳細は、改めて掲載させていただきます。

相模原の事件について 4月29日

 足立区の会で聞いた詩です。

  さくらさく

さくらさく
今年も静かにさくらさく
だけど今年はなぜだろう
さくらの花は咲いたけど
なぜか静かに風が吹き
空は静かに雲をため
まるで今年は
お祭りは中止にしようとささやくように
さくらの花が静かに咲いた
人それぞれ悲しみは毎年繰り返すものなのに
なぜか今年は悲しみがあるように咲く
僕には今年の悲しみが去年の夏から続く
あの悲しみのことだろうと思えてならない
さくらが今年も静かに咲いた