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毎日新聞の記事

yamayuri20180728
 7月28日の毎日新聞神奈川版に、やまゆり園における指筆談の実践のことが紹介されました。
 事件前より、やまゆり園の利用者さんがきんこんの会に参加されていたこと、やまゆり園でも指筆談が行われていたこと、そして、現在も取り組まれていることなどが、紹介されました。記者の堀さんは、やまゆり園の記事を何度も書いておられる方です。
 今、「意思決定支援」のことが大きな課題として語られています。そのことを考える時、指筆談は、大きな意味を持ちます。
 それは、意思を表現する手段としての意味を持つとともに、実は、亡くなられた方も含めて、植松被告の「意思疎通のできない」人という認識自体があやまったものであり、意思を持ち、豊かな言葉の世界を持つ方々であるという認識へとつらなるという意味で、大きな意味を持つものであると考えます。
 これまで、たくさんの当事者の言葉を紹介してまいりましたが、なかなか社会には届かないもどかしさを感じてまいりましたが、ようやく、その一歩が踏み出されたという思いです。
 まだまだ、先は長いと思いますが、できれば、やまゆり園の利用者の方々や職員さんとの連帯の道を探っていければと考えています。

 なお、これまで、私たちが事件以前からやまゆり園の利用者と出会っていたことや、事件後もやまゆり園にうかがって当事者の方と指筆談で話したことがあるというようなことは、園にご迷惑がかかってはいけないと思い、ふれずにまいりました。
 

2018年7月のきんこんの会のお知らせ

2018年7月のきんこんの会のお知らせ

日時 2018年7月7日土曜日 午後2時から5時まで
場所 國學院大學横浜たまプラーザキャンパス410教室

 きんこんの会はコミュニケーションに困難をかかえる当事者が、自由に語り合う場です。2010年に誕生し、活動を続けています。
 なお、当事者の意思伝達の方法は介助つきコミュニケーションによっていますが、話し合いをより円滑に進めるためには、最速の方法による必要があります。初めてご覧になる方にはわかりにくいかもしれませんので、もしこの方法に関心をお持ちの方は、きんこんの会当日の空き時間や別の日程でご相談に応じたいと思いますので、ご一報ください。連絡先は、
kinkon@hope.zaq.jp 
です。どうぞよろしくお願いいたします。
 なお、基本的に、当事者の語り合いの会なので、いわゆる「見学」はご遠慮いただいていますが、当事者と関わる上で、試行錯誤を重ねていらっしゃる方々は、どうぞ、おこしください。

繰り返し語られる犯人の言葉のおかしさ

 3月、京都で、小学生のMさんにお会いしました。その際、どうしても訴えたいこととして、以下のような言葉を託されました。

 私はあの事件以来あの犯人の言葉が繰り返し語られるのが、いちばんおかしいことだと思っています。あの言葉は、人が、疲れたときにぐちのようにして語ることはあっても一人のまともな人間が語るような言葉ではありませんが、まるで、一つの確立した意見のようになってしまって、それと私たちに意味があるという二つの意見の対立のように言われることさえ、私にはとても不愉快です。私のまわりには私に生きる意味があることに何の疑いも持たない人がたくさんいて、私の日々の暮らしを支え続けていますから、そんな二つの意見の対立ではありませんが、世の中の人にもそういう思いがあるのは私も認めないではないですが、それはあくまでそういう思いが湧くときもあるというものであって、一人の人間が自分の思想をかけて言うようなことではぜったいにありませんので、そこのところを世の中に私は訴えたいと思っています。
 私たちには生きる意味があると私たちが断言しただけでは、ちょっと弱いとは思いますが、私たちには生きる意味があると言って、私たちにかかわってくれるとても立派な人がちゃんといるということは、大きな声で言わなくてはいけないことだと思います。そういう人たちの中にこそ本当の人間性があることもまた大きな事実なので、そのことをしっかりテレビは見すえていただきたいと思います。あんな思いつきとか疲れたときのぐちのような言葉に一つの思想の位置を与えることは絶対におかしいので、人間を見誤るようなことなのでやめてほしいと思います。以上です。えらそうに見えるかもしれませんが、これは私たち当事者の共通の願いだと思っていますからよろしくお願いいたします。

第7回 介助つきコミュニケーション情報交換会開催のお知らせ

第7回 介助つきコミュニケーション情報交換会開催のお知らせ

 恒例になりました《介助つきコミュニケーション情報交換会》を下記のとおり開催いたします。毎回、参加されている方はもちろん、初めての方もお気軽にご参加ください。

日   時  2018年6月30日(土) 13:00~16:00
場   所  二松学舎大学 1号館13階 ラウンジ
(地下鉄半蔵門線・東西線・都営新宿線九段下駅下車)
内   容  ・介助つきコミュニケーションの紹介や体験
       ・介助つきコミュニケーションを実施している方同士の情報交換
       ・当事者同士の意見交換

                             他
お申し込み  参加を希望される方は、下記のメールアドレスにお名前・ご住所・ご所属を添えてお申し込みください。なお、参加者の概数を把握するために6/23までにお申込みいただければ幸いです。
会費は無料です。
問い合わせ先  johokokankai@gmail.com   
介助つきコミュニケーション情報交換会・実行委員会 (三好・改田・赤崎・栗山)
プロフィール

柴田保之

Author:柴田保之
所属:國學院大學人間開発学部初等教育学科
重度重複障害児の教育、知的障害者の社会教育、介助つきコミュニケーションについて実践的に研究を進めています。

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